アタランタの今シーズンの振り返り

我らアタランティーノ(アタランタファンの総称)にとって、今シーズンのアタランタ(2024年8月~2025年3月第2週まで)を振り返ってみよう。一言で表すなら、「例年以上に大規模なジェットコースター」だ。

アタランタというチームは、好調時と不調時の差が非常に大きく、それがシーズン中に何度も入れ替わるのが恒例である。驚くほど強く、連勝街道を突き進む時期があるかと思えば、「お前ら本当にプロか?」とツッコミたくなるような時期もある。この繰り返しにより、我々アタランティーノをヤキモキさせるのがアタランタなのだ。

昨シーズンを例に挙げると、開幕からしばらくは可もなく不可もなくといった内容で、全体的に元気のない印象だった。しかし、転機となったのは2023年12月の第15節・ミラン戦。ロスタイムで劇的な勝ち越し弾を決め、以降13試合で10勝2分1敗という成績を残したことで、低空飛行気味だったチームは一気にCL圏まで浮上した。

だが、2月末に延期された第21節・インテル戦ではアウェイで4-0の大敗。続くホームのボローニャ戦も、先制しながら逆転負けを喫した。この2試合を卒業旅行で現地観戦していた私に、ぜひ同情してもらいたいところである。

その後、ナポリ戦やELのリヴァプール戦では、アウェイながら3得点を奪って快勝するなど気持ちいい試合もあった。しかし、前後の日程ではコッパ・イタリア準決勝ファーストレグで敗れ、残留争い中のカリアリに逆転負け、ヴェローナにはホームで2点差を追いつかれるなど、我々アタランティーノのストレスを溜める展開が続いた。

しかし、ELでのリヴァプール撃破やコッパ・イタリアのセカンドレグでの逆転突破をきっかけに、再び勢いに乗ったチームは、4月下旬から最終節の6月上旬まで12試合で8勝1分2敗の成績を記録。そして、1年間無敗だったレヴァークーゼンを破り、アタランタにとって61年ぶりのタイトルとなるEL優勝を果たした。

昨シーズンは、特に後半戦は比較的安定しており、最終的にタイトルを獲得した点では例として適切ではない部分もあるが、「好調時と不調時の差が激しい」ということは伝わっただろうか。

今シーズンの振り返り

前置きが長くなったが、今シーズンのアタランタに目を向けてみよう。2025年3月10日時点で、勝ち点58の3位。1位とは勝ち点差3ポイント、4位とは6ポイント差の位置につけている。

序盤は、EL王者とは思えないほどの大乱調。第2節・トリノ戦では逆転負け、第3節・インテル戦では4失点の大敗。スタジアム改修後の初ホーム戦こそ勝利したものの、昇格組コモにまさかの敗北、ボローニャとは引き分けと、厳しい幕開けとなった。

しかし、CLとリーグ戦第9節で立て続けに勝利すると勢いに乗り、CLでは一時4位、リーグ戦ではクラブ記録となる11連勝を達成。史上初めて冬の王者として2024年を終えた。

だが、ここからが地獄だった。怪我人が続出し、過密日程の疲労も重なり、チームの調子は急降下。リーグ戦は年明け10試合で4勝5分1敗。その引き分けのうち2試合が昇格組相手というのだから、批判されるのも無理はない。

とはいえ、この原稿を書いている朝、アウェイで4位ユベントスを0-4で粉砕! 先週、19位ヴェネツィア相手にホームで無得点の引き分けをしたチームとは思えない振れ幅である。

このように、ここまでのアタランタは不調の開幕→クラブ新記録の連勝→大不調と、私が序盤に述べた通り
いやそれ以上のジェットコースターを今シーズンは披露してくれてるのである。

執筆 HIKAHIKA
文責 Speakers Corner編集部

HIKAHIKA
熱狂的なアタランタファンとしてXのファンコミュニティーの管理人を務めるなど。アタランタの布教活動を積極的に行うだけでなく。
オフ会などファン同士の親睦にも寄与している。
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